世界大百科事典(旧版)内の文化のフェティシズムの言及
【フェティシズム】より
…ケースによってもその成因が違うことは考えうることである。【福島 章】
【文化のフェティシズム】
従来のフェティシズムなる用語は,宗教学(呪物崇拝・偶像崇拝),経済学(物神崇拝),心理学(節片淫乱症)の3分野で使われてきた。フランス語のféticheはラテン語のfacticiusを語源にもつことからもわかるように,もともとはfactice(〈人工の,作品〉)の意味であるが,これが17世紀以来〈呪物〉のコノテーションを帯びるようになったのは,ポルトガル語のfetiço(呪具,護符)の影響である。…
※「文化のフェティシズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」