世界大百科事典(旧版)内の文様染の言及
【染色】より
…第4は東大寺造営に従事した人々に支給し,使用後返納されたもので,ほとんど麻の生地であるが,赤や黄,茶,紺などに染められたものもある。 このように,当代には糸や裂を各色の無地に染める以外に,各種の文様染がすでに行われており,しかも,その技術はかなり高度であった。なかでも﨟纈,纈,纐纈の三つの文様染法は三纈(さんけち)と呼ばれ,当代の最も代表的な染法であった。…
【染物】より
…植物性,動物性,合成などあらゆる繊維でつくった織物,編物などを浸染(しんせん),その他の方法で染めたもの。無地染と文様染に大別される。無地染は織物,編物を材質にしたがってさまざまな方法で精練あるいは漂白した後,手染または機械を用いて浸染,引染,吹染,パッティング染または媒染などの法によって色無地に染めたものをいう。…
※「文様染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」