文法史(読み)ぶんぽうし

世界大百科事典(旧版)内の文法史の言及

【文法】より

…ちなみに,異なった体系に拠って考えれば,特定の言語事実の分析(単純な例としては,ある単語がaという品詞かbという品詞か,など)も異なりうるわけで,文法書によって説くところが違うということも起こる次第である。 なお,以上(i)~(iii)の研究は,各言語(方言)の各時代の文法ごとにそれぞれ十分に行うべきものであるが,同じ言語の各時代の文法がある程度明らかになったところで,その歴史的な変遷の過程(〈文法史〉あるいは〈歴史文法〉)に目を向ける研究も起こるし,いくつかの言語の文法を対照吟味したり(〈対照文法〉という),さらには諸言語の文法の普遍性を探ったりする研究も起こることになる。
[生成文法]
 ところで,従来は,前記(iii)の文法体系の構築を図る場合,それによって何を達成しようとするのかという目標が明瞭ではなかった。…

※「文法史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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