文賦(読み)ぶんのふ

世界大百科事典(旧版)内の文賦の言及

【中国文学】より

…李商隠は四六文の名家でもあった。四六文と密接な関係に立つ韻文の様式〈賦〉においても杜牧のようなまったく〈古文〉風の自由な形式をつくり出した作家があり,この形式は〈古賦〉または〈文賦〉とよばれる。それは宋以後にさかんになる。…

【陸機】より

…典故や対句などの技法を駆使した幅広い創作活動は,六朝修辞主義文学の先導者の役割を果たした。美文形式の文学論〈文賦(ぶんのふ)〉はことに名高い。八王の乱の渦中に巻きこまれ,殺された。…

【赤壁賦】より

…1082年(元豊5)の秋と冬,流罪地の黄州を流れる長江(揚子江)の赤壁に遊んでの作。〈賦〉は漢代に始まる伝統ある韻文の一形式であるが,蘇軾はそれを〈文賦〉の名で呼ばれる抒情ゆたかな文学として完成した。2編の賦は蘇軾の文学を代表する傑作で,宋一代の絶唱として人々に愛されている。…

【中国文学】より

…李商隠は四六文の名家でもあった。四六文と密接な関係に立つ韻文の様式〈賦〉においても杜牧のようなまったく〈古文〉風の自由な形式をつくり出した作家があり,この形式は〈古賦〉または〈文賦〉とよばれる。それは宋以後にさかんになる。…

※「文賦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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