新作座(読み)しんさくざ

世界大百科事典(旧版)内の新作座の言及

【新派】より

…井上道場では久板(ひさいた)栄二郎《断層》《北東の風》,三好十郎《彦六大いに笑ふ》《地熱》,北条秀司(ひでじ)《華やかなる夜景》《閣下》,八木隆一郎《熊の唄》《海の星》など意欲に燃えた問題劇を上演した。 敗戦後には,井上は演劇道場を解散して一時は村山の第2次新協劇団に参加,また柳と伊志井は新生新派を離れて〈新作座〉を結成していたが,49年1月には大同団結なって〈劇団新派〉という単一劇団の組織化に成功した。水谷八重子もこの劇団に加わったものの,新劇の演出家菅原卓の援助のもとで,滝沢修を相手役として《椿姫》など新劇的な演目に力を入れる時期があった。…

※「新作座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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