新協・新築地時代(読み)しんきょうしんつきじだい

世界大百科事典(旧版)内の新協・新築地時代の言及

【新劇】より

…この新築地劇団と東京左翼劇場,築地小劇場解散時に残留していた人たちによる〈劇団築地小劇場〉および河原崎長十郎らの〈心座〉の4劇団は,弾圧に抗して相互に連帯しながら30年代初めには活発な政治的演劇活動を行っていたが,満州事変発生以降の政治状況下で弾圧が強化されると,ほぼ33年ころには窒息寸前の状況に陥ってしまう。しかし,34年夏,出獄した村山知義の〈新劇の危機――新劇団大同団結の提唱〉にこたえて,旧東京左翼劇場のメンバーを中心にして〈新協劇団〉が結成され,先の新築地劇団とあわせて,両者が弾圧・強制解散させられる40年まで,いわゆる〈新協・新築地時代〉をつくりだした。これらの社会主義的リアリズムを標榜する新劇活動においては,村山知義,久保栄,三好十郎,久板(ひさいた)栄二郎らの政治意識に目ざめた劇作家群が出現した。…

※「新協・新築地時代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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