世界大百科事典(旧版)内の新大本営令の言及
【大本営】より
…この出兵では閣僚,政党党首等で構成される臨時外交調査委員会が出兵―撤兵過程の政治的決定のうえで重要な役割を果たし,参謀本部との間にあつれきが生じた。日中戦争開始後の37年11月,戦時だけでなく事変の際も必要に応じて大本営が設置できることを規定した新大本営令が制定され,宮中に大本営が設置され,以後太平洋戦争まで存続した。 日清戦争以後,時代が下るにしたがって大本営が統帥部のみによって運営される傾向が強化され,また陸軍と海軍との対立,および統帥部と政府との調整は困難になっていった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」