新室楽(読み)にいむろうたげ

世界大百科事典(旧版)内の新室楽の言及

【建築儀礼】より

…建築儀礼は新築工事だけでなく,屋根の葺替えや住居の移転の機会にも行われ,また橋梁などの土木工事や造船工事の際にも,渡りぞめ,進水式などの類似の儀式が見られる。 日本の古い建築儀礼としては,《古事記》や《日本書紀》に記された新室楽(にいむろうたげ)や室寿(むろほぎ)があり,とくに《日本書紀》清寧紀にはそのときの祝詞と歌謡が記載されている。古代の伊勢神宮の造営では,山口祭(やまぐちまつり)(杣山(そまやま)の入口でその神をまつる儀式),木本祭(きのもとまつり)(正殿の忌柱を切るときの祭り),鎮地祭(ちんじさい)などが行われた。…

※「新室楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」