世界大百科事典(旧版)内の《新民主主義論》の言及
【三民主義】より
…中国共産党は27年の国共分裂後三民主義を全面的に批判してきたが,35年半ば以後,抗日民族統一戦線結成への動きの中で三民主義を再評価し始め批判的継承に転じ,その革命的側面を強調するにいたる。毛沢東の《新民主主義論》(1940)はその典型であり,24年の国民党改組を境として三民主義を旧三民主義と新三民主義に分け,新三民主義は中国共産党の〈新民主主義〉段階の最低綱領と一致するとし,抗日民族統一戦線の政治的基礎であると規定した。【藤井 昇三】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」