世界大百科事典(旧版)内の新生児特発性高ビリルビン血症の言及
【母乳】より
…(1)母乳栄養の得失 狭義の(しかし本来の)母乳栄養は授乳という行為によって,母子間には自然に愛情が形成されるなど,単に栄養物を子に与えるということ以上の形而上的な利点をもつが,一方で,人工栄養に比べ次のような不利な点もいくつかある。(a)新生児期の黄疸(新生児特発性高ビリルビン血症)が長びきやすいこと この黄疸を母乳黄疸ともいい,生後1週以後10週ころまで,授乳を続けているかぎり持続することがある。しかし核黄疸のように重篤な症状を呈し,後遺症を残した例は報告されていず,母乳を中止しなければならないほどの黄疸になることはない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」