新納刑部(読み)にいろぎょうぶ

世界大百科事典(旧版)内の新納刑部の言及

【鹿児島紡績所】より

…分工場ともいうべき堺紡績所,幕府による鹿島紡績所(東京)とともに始祖三紡績ともいわれる。島津斉彬の遺志を継いだ薩摩藩主島津忠義は,1865年春から翌年にかけて,留学の名目で新納刑部を代表に五代友厚や寺島宗則らをイギリスに派遣し,紡績業の視察を通じて,紡績機械の購入と技師招聘をはかった。喜望峰経由のため,開綿機1台,打綿機1台,梳棉機10台,練条機1台,始紡機1台,間紡機2台,練紡機4台,スロッスル1848錘,ミュール1800錘,力織機100台が鹿児島へ到着したのは,67年1月であった。…

※「新納刑部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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