世界大百科事典(旧版)内の《新絵因果経》の言及
【絵因果経】より
…画面は原本が作られた中国六朝時代の古拙なスタイルをとどめているが,人物表現などには自然な表情が認められ,初唐以降の画風が反映していると考えられる。《絵因果経》は鎌倉時代においても転写が重ねられ,これらを〈新絵因果経〉と称している。いずれも筆勢を生かした画法にその時代の特色を示し,代表的な遺品に根津美術館本,五島美術館本などがある。…
※「《新絵因果経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」