世界大百科事典(旧版)内の新繊維法の言及
【化学繊維】より
…しかし73年秋の第1次オイル・ショック以後は深刻な構造不況に陥り,75年から78年までは生産が増加したものの,79年以降は減少傾向にある。こうしたなかで1973年に繊維工業審議会と産業構造審議会が出したビジョン〈70年代の繊維産業のあり方〉に基づいて,74年7月に繊維工業構造改善臨時処置法(新繊維法)が成立し,垂直的グループ化による業界の構造改善が図られた。この法律は84年6月で期限切れとなったが,83年に答申が出た新しい繊維産業のビジョンの提言をうけて5年間延長された。…
【繊維工業】より
…しかし,73年の第1次石油危機以後は深刻な構造不況に陥り,75年から79年までは生産が増加したものの,それ以降は減少傾向にある。こうしたなかで,1973年に繊維工業審議会と産業構造審議会が出したビジョン〈70年代の繊維産業のあり方〉に基づいて,74年7月〈繊維工業構造改善臨時処置法(新繊維法)〉が成立し,垂直的グループ化による業界の構造改善が図られた。 また,合繊4品目(ポリエステル長・短繊維,ナイロン長繊維,アクリル短繊維)については,悪化した需給関係を改善するために,77年10月から6ヵ月にわたって通産省の指導による減産を行い,78年4月からは1年間にわたって不況カルテルに基づく操短を実施した。…
※「新繊維法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」