世界大百科事典(旧版)内の新鮮凍結ヒト血漿の言及
【血漿製剤】より
…液状血漿は,採血後6時間以内に血漿分離をした健康人の原血漿であるため,膠質浸透圧はもとより,血漿中の各種血液凝固因子を含んでいる。しかし液状保存ではとくに第V,第VIII因子などの凝固因子の低下が著しいので,これを-20℃以下で凍結保存したものが新鮮凍結ヒト血漿である。有効保存期間が1年と長いため,最も一般的に用いられ,肝障害に伴う複合凝固因子の欠乏による出血傾向や外傷手術の際の出血に対する凝固因子の補給などが適応となっている。…
※「新鮮凍結ヒト血漿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」