世界大百科事典(旧版)内の方外思想の言及
【三国時代】より
…このように意識した人々は,礼教主義の形式性に反抗して,その枠組みを超えたところに真実の世界を見ようとした。いわゆる方外思想がこれであり,人々は放達の生き方をよしとした。国家とそのイデオロギーの規格から自由となった今,知識人の眼前に開けてきたのは宇宙・自然のありのままのすがたであり,また個人のそなえる自由な心性であった。…
※「方外思想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」