世界大百科事典(旧版)内の方椅の言及
【いす(椅子)】より
…このため〈あぐら〉は特定の形のものをさすのではなく倚座具の総称であった。〈あぐら〉の種類には,折りたたみ式交差脚で座を皮や紐で張ったもの,同じく交椅で背もたれのつくもの,背もたれとひじ掛けのついた四脚形式の方椅,台床形式のものなどがあったと推定される。交椅は腰掛けて使い,その他は上に乗って趺座したようである。…
【曲彔】より
…曲彔という言葉は曲彔木の略で,彔は木をはつるという意味であるから,木をはつってカーブをつくった椅子ということになる。脚が折りたたみ式の交椅(こうい),座が円形の円椅(えんい),方形の方椅(ほうい)などがある。交椅は胡床,摺畳椅(たたみあぐら)ともよばれる。…
※「方椅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」