方角火消(読み)ほうがくびけし

精選版 日本国語大辞典 「方角火消」の意味・読み・例文・類語

ほうがく‐びけし ハウガク‥【方角火消】

〘名〙 方角火消役を命ぜられた大名消防隊の称。
御触書寛保集成‐二七・享保三年(1718)正月「方角火消并増火消之面々、火事場え召連候騎馬之者」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の方角火消の言及

【火消】より

…また寛永期に始まり元禄期に整備された所々火消も大名火消の一種で,江戸城や幕府関係の重要施設の消火に当たった。そのほか,明暦の大火(1657)の直後から,大火の際,江戸城への延焼を防ぐために出動する方角火消も設けられた。さらに1717年(享保2)幕府は各大名に,藩邸の近隣の町屋の消火への出動を義務づけた。…

※「方角火消」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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