旋回性(読み)せんかいせい

世界大百科事典(旧版)内の旋回性の言及

【船体運動】より


[操舵と船体運動]
 船体方位を制御するための操舵に対しては,船は横流れと旋回の運動をする。この際の船の運動性能は,操舵に対する応答の速さを表す追従性と,ある舵角を保持したとき最終的に到達する旋回角速度の大きさで代表される旋回性に大別できる。一方,直進中の船に針路を乱すかく乱がごく短時間作用したとき,その後の船体方位の不安定が時間の経過とともに発達する船を針路不安定な船といい,時間の経過に伴いかく乱の影響が減少する船を針路安定な船という(図3)。…

※「旋回性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android