世界大百科事典(旧版)内の《日本人の精神史研究》の言及
【亀井勝一郎】より
…《転形期の文学》(1934)から《人間教育》(1937)にいたる思索の過程に転向者としての苦悩が如実にうかがえるが,やがてそれが宗教的回心となり,43年《大和古寺風物誌》を刊行。仏教への関心,日本の古典への傾斜は,戦争協力の態度を生んだが,日本的なものの模索は戦後も続けられ,《現代人の研究》をへてライフ・ワーク《日本人の精神史研究》(1959‐66)の業績を生んだ。【大久保 典夫】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」