《日本寄語》(読み)にほんきご

世界大百科事典(旧版)内の《日本寄語》の言及

【日本語教育】より


[歴史]
 外国人が日本語を学習した歴史は,外国人によって作られた日本語の辞書の存在によって想定することができる。中国明代には《日本寄語》をはじめとする語彙(ごい)集が,朝鮮半島では,室町時代末期に《捷解(しようかい)新語》と呼ばれる文例・語彙集が,またヨーロッパ人によるものとしては,16世紀後半に来日したポルトガル人宣教師の著した《日葡(につぽ)辞書》《日本大文典》などがあり,その当時の日本語学習の実在を裏づけている。 明治以後の日本語教育は,外国人宣教師,外交官に対するものと日清戦争後増加した中国人留学生に対するものとが国内では行われ,朝鮮半島,台湾,旧満州では,国民教育の一環として,あるいは植民地政策(植民地教育)の一部として実施されてきた。…

※「《日本寄語》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む