日米了解案(読み)にちべいりょうかいあん

世界大百科事典(旧版)内の日米了解案の言及

【太平洋戦争】より


[開戦への道]
 1941年4月16日,第2次近衛内閣は日米関係の改善をめざし,ワシントンで日米交渉を開始した。近衛首相らは,日独伊三国同盟の反米的性格を弱めた〈日米了解案〉を基礎に交渉を進めたが,松岡洋右外相の反対にあい,交渉は難航した。6月22日に独ソ戦が勃発すると,日本は7月2日の御前会議で南北併進の方針を決定し,陸軍は7月下旬から,〈関東軍特種演習〉(関特演)を実施してソ連を後方から威嚇した。…

※「日米了解案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android