日課印仏(読み)にっかいんぶつ

世界大百科事典(旧版)内の日課印仏の言及

【印仏】より

…摺仏が中世以後大型化して画像の代用品として展開していったのに対して,印仏の特徴はその容易な量産性にある。平安時代後期から,多数の造寺造仏によってより多くの善根を積もうとする風潮が顕著となり,現世安穏,極楽往生等を目的として貴族が日課として決められた枚数を捺したり(日課印仏),仏像造立に際して,結縁者の名を裏に記した印仏を数千枚も仏像の胎内に納入することが広く行われた。胎内仏【副島 弘道】。…

※「日課印仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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