日農総同盟(読み)にちのうそうどうめい

世界大百科事典(旧版)内の日農総同盟の言及

【農民運動】より

…また満州事変,五・一五事件を機に台頭した軍国主義,ファシズムの波は,農民運動をいっそう困難にし,農民組合は指導上の方針をめぐって離合集散を繰り返していった。 全農は1931年に全農全国会議派と全農総本部派に分裂し,全日本農民組合と日本農民組合は同年合同して日本農民組合を結成したが,翌年再分裂して日農総同盟を創設した。分裂抗争を繰り返すなかでも,全農全国会議派は32年農民委員会運動を提唱し,自作農を含むより広範な農民の結集をめざして,借金棒引き,電灯料値下げ,失業保険実施などの要求を掲げた。…

※「日農総同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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