世界大百科事典(旧版)内の旧約聖書学の言及
【聖書学】より
…聖書学は,ガーブラーJohann Philipp Gabler(1753‐1826)が,文法的・歴史的ないし発生論的な学として,聖書(神)学を教理(教義)神学から独立させたことによって成立した。今日では,旧約聖書学,新約聖書学に分化し,方法論的に共通するものはあるが,それぞれで専門的深化がなされている。
[旧約聖書学]
その範囲は,歴史的には,古代オリエント世界におけるイスラエル民族とその運命を,その起源からローマ時代までたどるのが普通であり,地理的には,東はインダス河畔,北はカスピ海沿岸,西はトルコ,さらにスペイン,南はアフリカ,さらにアラビア半島を含む地域とその諸文明圏を視野に入れてなされる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」