早乙女松(読み)さおとめまつ

世界大百科事典(旧版)内の早乙女松の言及

【松浦佐用姫】より

…男が異国に出征するのを悲しみ,山に登って男に向かい領巾(ひれ)を振った伝説上の女性。サヨヒメに関する伝説は各地に多く伝えられるが,本来は水神に仕え,その生贄(いけにえ)となる女性であったらしい。古くは《万葉集》巻五にみえ,大伴佐提比古(さでひこ)が異国に出征するとき,松浦佐用比売が別れを悲しんで山に登り領巾を振ったと伝える。この山は肥前国松浦郡の褶振(ひれふり)の峯と伝え,佐提比古は《日本書紀》宣化紀に登場する大伴狭手彦(さでひこ)と理解されている。…

※「早乙女松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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