世界大百科事典(旧版)内の早期大腸癌の言及
【大腸癌】より
…大腸癌は腸壁を破ったのち隣接臓器に直接に浸潤し,さらに漿膜,腹膜への伝搬(癌性腹膜炎),リンパ節転移,さらに門脈を介して肝臓,肺,副腎,腎臓,膵臓,骨などへの血行転移がみられる。
[大腸癌の症状]
早期大腸癌は無症状で,たまたま注腸X線検査,内視鏡検査,生検,ポリペクトミー(ポリープ切除術)などで発見される。しだいに大きくなると,新鮮血の排出,粘血便,便秘や下痢,ときに便秘と下痢が交代にみられる便通異常,腹痛などを呈してくる。…
※「早期大腸癌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」