世界大百科事典(旧版)内の早期産業革命の言及
【産業革命】より
…主要な製鉄業地帯は,バーミンガムを中心とするミッドランド,南ウェールズ,スコットランド南部などであったが,銑鉄1tの生産に石炭10tを要しただけに,製鉄所の多くは炭田に近接して設立されたのである。 他方,石炭鉱業のほうも,すでに16世紀の〈早期産業革命〉においてもかなり重要な位置を占めていたが,なお石炭の主要な用途はロンドンを中心とする家庭用で,1700年ころでも年産200万t余にすぎなかった。しかし,ダービーの発明以来,その需要は急増し,1800年の生産量は1100万tを超えた。…
※「早期産業革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」