昇華曲線(読み)しょうかきょくせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「昇華曲線」の意味・わかりやすい解説

昇華曲線
しょうかきょくせん

三重点」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の昇華曲線の言及

【液体】より

…この境界線上では両側の相が共存し,一方から他方へ密度の不連続な飛びを伴って相転移する。曲線OT上では低い密度の気体と高い密度の固体とが平衡し(昇華曲線),曲線TS上では高密度の固体が同程度に高い密度の気体と平衡する(融解曲線)。点Tから短い境界線TCが分岐して,密度の異なる気体の間に切れめを入れて二つの相に分ける。…

【昇華】より

…固体が液体を経ずに直接に気化して気体になる現象およびその逆に気体から直接に固体になる現象の両方をいう。温度‐圧力面での状態図では,気相(気体)と固相(固体)の境界線は昇華曲線と呼ばれ,通常は三重点より低温・低圧側に位置する。昇華曲線上では,気相と固相が(液相を伴わずに)安定に共存するが,このときの蒸気圧は昇華圧と呼ばれる。…

【状態図】より

…気相,液相,固相の三つの相が共存する点Aは三重点,気相‐液相の境界線(蒸気圧曲線)の端点Bは臨界点と呼ばれる。また気相‐固相の境界を昇華曲線という。ヘリウムのように,圧力が低いと温度を絶対0度(約-273℃)まで下げても固体にならず,したがって点Aにあたるものがない場合もある。…

※「昇華曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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