世界大百科事典(旧版)内の星食国際中央局の言及
【星食】より
… 星食観測は小型望遠鏡と時計さえあればでき,しかも測定の手続が簡明で誤差の入り込む余地が少ないので,古い時代の測定値でも,また現代の設備の十分でない私設天文台の観測値でも資料価値が高い。近代科学としての星食観測は1670年ごろにさかのぼることができるが,資料の散逸を防ぎ,またすべての資料を有効に活用するために1923年星食国際中央局がアメリカのイェール天文台に設置された。この中央局は43年イギリスのグリニジ天文台に移され,さらに81年には日本の海上保安庁水路部編暦課が引き継いでいる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」