世界大百科事典(旧版)内の《映画製作者の仕事》の言及
【森岩雄】より
…71年に映画の斜陽化とともに東宝の危機が深刻化したときには,アメリカその他の国で映画の黄金時代を誇った撮影所中心の大量生産方式が崩壊した際,それが新しいユニット・プロ方式によって息を吹きかえしつつあった事実を例にひき,それにならって撮影所の製作部門を分離して独立会社とする方針を説いたといわれる。 アメリカの製作者,脚本家ドーリ・シャリーの《Case History of a Movie》(1950)を紹介解説した《映画製作者の仕事》(1955),そしてそれに加筆した《映画製作の実際》(1976),《アメリカ映画製作者論》(1965)その他の著書がある。【柏倉 昌美】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」