世界大百科事典(旧版)内の春日俊文の言及
【五私鉄疑獄】より
…田中義一内閣時代の鉄道相小川平吉の裁可で認可した私鉄22線のうち,第56議会(1928)で明るみにでた私鉄14線の買収にからむ贈収賄事件。小川は,元政友会代議士春日俊文と共謀して,私鉄の買収,新線認可などの便宜をはかり,贈賄側の路線買収をもくろんだ北海道鉄道社長の犬上慶五郎,鉄道敷設免許を狙った伊勢電鉄取締役の伊坂秀五郎,同じく東大阪電鉄創立発起人総代田中元七,路線延長免許を申請していた奈良電鉄社長長田桃蔵,路線の一部買収を懇請した博多湾鉄道社長太田清蔵らとともに起訴された。裁判では,小川と春日の共謀の認否が争点となった。…
※「春日俊文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」