世界大百科事典(旧版)内の《昨日の世界》の言及
【ツワイク】より
…彼の作品は多数にのぼるが,感情移入の能力,博読多識,収集癖,よい意味での詮索好きなど,彼の特質が存分に発揮された伝記小説の分野にすぐれたものが多い。《ジョゼフ・フーシェ》(1929),《マリー・アントアネット》(1932),《エラスムスの勝利と悲劇》(1934),遺稿《バルザック》(1946)などがそれであるが,古きよきヨーロッパをなつかしむ長編評論《昨日の世界》(1944)も逸することのできない作品である。【関 楠生】。…
※「《昨日の世界》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」