《是円抄》(読み)ぜえんしょう

世界大百科事典(旧版)内の《是円抄》の言及

【建武式目】より

… なお主要な勘申者是円は,明法家中原氏の出で建武政府の雑訴決断所職員にも登用された法曹家。彼は《是円抄》とよばれる御成敗式目注釈書の筆者で,武家法と律令法が根本の法意においては矛盾せずとする法思想の持主であり,直義によって勘申者に選ばれるのにふさわしい人物であったといえよう。【笠松 宏至】。…

【是円】より

…従来,是円を鎌倉幕府評定衆二階堂氏とみていたが,中原氏と判明したことは《建武式目》の評価にも影響があろう。是円は公家法のみでなく武家法にも詳しく,《御成敗式目》の注釈書(いわゆる是円抄)を著している。【今江 広道】。…

※「《是円抄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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