晡時臥山伝説(読み)くれふしやまでんせつ

世界大百科事典(旧版)内の晡時臥山伝説の言及

【三輪山伝説】より

…この子が三輪氏の祖の意富多多泥古(おおたたねこ)(大田田根子)であり,三輪山の神大物主神を斎(いつ)き祭ったという。この説話は《日本書紀》では箸墓(はしはか)伝説(倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)命)として記され,男の正体は三輪山の蛇とされるが,夜な夜な通う男の正体や生まれた子の父が問題となる伝承は,《常陸国風土記》の晡時臥(くれふし)山伝説や《山城国風土記》逸文に記す賀茂伝説など広く分布するものである。多くの氏族は祖神との関係を系譜的に物語る伝承を多少なりとももっていたはずで,それには父なる神が処女のもとに寄り来て聖なる子が誕生するという型が一般的であった。…

※「晡時臥山伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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