普光庵(読み)ふこうあん

世界大百科事典(旧版)内の普光庵の言及

【長楽寺】より

…開創期には,東国で最も初期の禅宗寺院であったため多くの修行者が参集し,弁円や神子(じんし)栄尊等も当寺で修行している。こうした反面,栄朝や2世蔵叟(ぞうそう)朗誉が台密の灌頂を受けた人であったため,当寺には密教の伝統も継承され,10世牧翁了一の時(1320年代)には灌頂道場普光庵が寺内に建てられ,禅密兼修という特色が永く続いた。室町時代に入り五山制度が整備されると,1342年(興国3∥康永1)五山に次ぐ十刹の7位に補せられた。…

※「普光庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」