世界大百科事典(旧版)内の普通教室の言及
【学校建築】より
…この内容は,いわば校舎の標準設計で,これからの学校建築のあるべき姿が,考え方と,実例で示されていた。日本の学校の校舎は,廊下に沿って同形の教室を並べる片側廊下型が良いとされ,普通教室の大きさは各種示されていたものの,やがて大正時代の初めに4間×5間の大きさに統一されるようになる源はこの《大要》であり,大正・昭和にかけての学校建築の定型化時代を律することになったのである。なお,教室南面,北廊下型と教室北面,南廊下型の2説が主張されたが,文部省は1901年前者を支持し,地域差による気候・風土を無視して全国的に北廊下型が採用された。…
※「普通教室」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」