智昇(読み)ちしょう

世界大百科事典(旧版)内の智昇の言及

【開元釈教録】より

…中国,唐代の僧智昇が730年(開元18)に撰した20巻の一切経目録。初めの《総括群経録》10巻は,後漢から730年までの漢訳仏典と訳者の伝を記す。…

【大蔵経】より

…これらの衆経ないし三蔵を,北朝の北魏で〈一切経〉と呼び,南朝の梁で〈大蔵経〉と呼んだといい,隋・唐初に及んで両者の名称が確立し,写経の書式も定着した。隋・唐時代にも多くの仏典目録が編纂されたが,最も重要なのは730年(開元18)に完成した智昇撰《開元釈教録》20巻である。智昇は,南北朝以来の経典分類法を踏襲して大乗の三蔵と小乗の三蔵および聖賢集伝とに三大別し,そのうち大乗経典を般若,宝積,大集,華厳,涅槃の五大部としたうえで,大蔵経に編入すべき仏典の総数を5048巻と決定した。…

※「智昇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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