《暗愚小伝》(読み)あんぐしょうでん

世界大百科事典(旧版)内の《暗愚小伝》の言及

【典型】より

…疎開先の岩手県花巻市から,その西郊の稗貫郡太田村山口へ鉱山小屋を移築して住みつき,自己流謫の7年間を送った。聖戦と信じて全身全霊うちこんできた戦いにおける自己の行動,その基盤をなす生いたちや思想形成,それらを検討し直し,自己の弱点をえぐり出すべく,〈暗愚小伝〉(1947)20編を書き,さらに他の作品を書きついだ。〈暗愚小伝〉は戦争責任の問題ともからんで大きな論議をまきおこし,厳しい批判にさらされた。…

※「《暗愚小伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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