世界大百科事典(旧版)内の暗振動の言及
【振動公害】より
… 測定には振動レベル計が使用されるが,外部環境の影響を受けるので,使用温度範囲(-10℃~+50℃)および使用湿度範囲(90%以下,30~90%が望ましい)に留意し,さらに風,電界,磁界などの影響を受ける場合は,適当な遮へい,測定点の変更などを配慮する。また暗振動(対象とする振動が停止した場合でもその場所に存在する振動)がある場合は,指示値を補正して振動レベルを推定するか,指示値の差が3dB未満のときは,暗振動の少ない時間帯とか,じゃまをする振動源を停止した状態で測定するなど測定条件の変更などを配慮する必要がある。振動を検出する振動ピックアップは,水平な面に設置することが望ましく,原則として踏み固められた土,コンクリート,アスファルトなど平たんな堅い地面に設置するが,やむをえず軟らかい場所を選定する場合は測定値にその旨を付記する。…
※「暗振動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」