世界大百科事典(旧版)内の暗河の言及
【泉】より
…集落の草分けの家の立地をみると,水量の多い泉や川,池,井戸が近くに控えていることが多く,他の家々はその水を分けてもらうために従属的立場におかれるということさえもしばしばみられた。奄美地方では,集落から遠く離れた暗河(くらごう)と呼ぶ鍾乳洞内の地下水を,厳しい規則を設けて利用した。水場は神の支配地であり,水神や井の神などと呼んでこれを祭り,新年の若水も古くからの水場から迎えるところが多い。…
※「暗河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」