暗視野集光装置(読み)あんしやしゅうこうそうち

世界大百科事典(旧版)内の暗視野集光装置の言及

【顕微鏡】より

…こうした流れのなかで,受精(1841),有糸分裂(1867),染色体数一定の法則(1887‐88),減数分裂(1887)などの発見があり,染色体の縦裂(1883,84),分裂装置(1879,80,82)の詳細な研究がなされ,原生動物が単細胞生物であること,精子,卵子も単一の細胞であること,などの認識の確定と相ともなって細胞説を現代生物学の基礎として確立するとともに,メンデルの遺伝法則の再発見への条件をととのえることとなった。 またそのころ,物体の透過光でなく物体によって反射または回折した光だけを観察することによって,レンズ系の解像力の限界以下の微細な粒子の存在を明らかにする暗視野集光装置が開発された。また,レンズ系に偏光子と検光子を挿入することによって,結晶の光学的異方性,複屈折性をしらべる偏光顕微鏡が生物試料にも用いられ,デンプンや細胞壁の構造の研究に利用されるようになった。…

※「暗視野集光装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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