書物市(読み)しょもついち

世界大百科事典(旧版)内の書物市の言及

【本】より

…アラビア人による出版は,主として哲学や天文学や文学に中心を置いていたが,ユダヤ人は医学や法学をとくに重んじた。
[大学出版,書物市場の拡大]
 修道院以外に,中世ヨーロッパの書物出版を推進した他の一つの原動力は,13世紀からルネサンス時代にかけて,ボローニャ,パドバ,フィレンツェ,パリ,オックスフォードなどに創立された大学である。たとえば,14世紀のパリは西欧での書物出版の中心地であったが,最初出版者の仕事は,委託された一つの稿本から多くの副本を作り,それを学生に貸すことであった。…

※「書物市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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