書生仁輪加(読み)しょせいにわか

世界大百科事典(旧版)内の書生仁輪加の言及

【書生芝居】より

…歌舞伎が主流であった1880年代末に,自由民権運動末期の政治宣伝劇としてこの新しい演劇ジャンルは生まれてくるが,歌舞伎の俳優が職業俳優であったのに対して,この新演劇は書生あがり,壮士あがりの素人によって始められ,名称の由来ともなった。1890年川上音二郎は大阪俄(にわか)を改良した〈書生仁輪加(にわか)〉の一座を組織して横浜,東京で公演,翌91年には堺の卯の日座に〈書生芝居〉の一座を旗揚げし,同年東京浅草鳥越の中村座に《板垣君遭難実記》やオッペケペ節を演じて喝采をあびた。これが書生芝居の最初とされる。…

※「書生仁輪加」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む