世界大百科事典(旧版)内の最低扇形別高度の言及
【航空気象】より
…この状態を通報式で表す識別語にCAVOKが用いられる。CAVOKは飛行場の卓越視程は10km以上で,高さ1500mまたは最低扇形別高度の最大値のいずれか高い値未満に雲がなく,かつ積乱雲もなく,加えて降水,雷雲,地霧または低い地吹雪がない状態をいう。ここで最低扇形別高度minimum sector altitudeとは,飛行場を中心に半径25カイリ(46km)以内に含まれる区域にあるすべての障害物の高さに1000フィート(300m)を加えて設定した緊急時(航空機が自己の位置を確認できなくなったとき)の安全飛行最低高度である。…
※「最低扇形別高度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」