最低賃金決定制度の創設に関する条約(読み)さいていちんぎんけっていせいどのそうせつにかんするじょうやく

世界大百科事典(旧版)内の最低賃金決定制度の創設に関する条約の言及

【最低賃金制】より

…この制度を最初に設けたのは1894年のニュージーランドで,96年にはオーストラリアのビクトリア州でも設けられた。1909年イギリスで賃金局法が成立したあと,他のヨーロッパ諸国,アメリカ(州法)に広がりはじめ,第1次大戦後はラテン・アメリカ諸国でも採用され,28年にはILO(国際労働機関)で,〈最低賃金決定制度の創設に関する条約〉(第26号)が採択されるに至った(日本は1971年4月に批准)。第2次大戦後は全世界的に拡大し,70年にはILOで〈開発途上にある国をとくに考慮した最低賃金の決定に関する条約〉(第131号)が採択され(日本は同じく1971年4月に批准),いまではアジア諸国,アフリカ諸国を含めて,ほとんど大部分の国で設けられている。…

※「最低賃金決定制度の創設に関する条約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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