最小対立(読み)さいしょうたいりつ

世界大百科事典(旧版)内の最小対立の言及

【音韻論】より


[アメリカ系音素論]
 アメリカではアメリカ・インディアンの言語を調査するにあたり,異質の未開言語を表記するための客観的方法を確立する必要に迫られ,そこで音素の研究が推進された。音素論は,最小対立と,相補的分布の原則に立脚している。pill[phil](hは有気音であることを示す補助記号)〈丸薬〉とkill[khil]〈殺す〉という語の音声現象はいずれも[‐il]という同一の音声環境に立っていて,語頭の音声部分を置き換えると意味が変わってくる。…

※「最小対立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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