月山大物忌両神社(読み)がっさんおおものいみりょうじんじゃ

世界大百科事典(旧版)内の月山大物忌両神社の言及

【大物忌神社】より

…ことに平安時代には噴火などを神異とし,蝦夷の乱や東シナ海の海賊の寇など兵変に関連して国家から深い崇敬を受け,神階は正二位に昇った。吹浦口ノ宮である〈月山大物忌両神社〉は出羽国の一宮で,《延喜式》では名神大社。中世には鎌倉幕府や南朝方勢力に,近世には江戸幕府や最上氏,酒井氏に崇敬され,種々寄進をうけた。…

【月山神社】より

…月山はこの地第一の名山で,もとはそれ自体が神であった。古代には国家の崇敬が厚く,806年(大同1)神封2戸を献ぜられ,864年(貞観6)従三位となり,また大物忌(おおものいみ)神社とともに〈月山大物忌両神社〉として飽海郡にまつられ,876年正三位。元慶(がんぎよう)の乱には大物忌神と同じく神封2戸追加。…

※「月山大物忌両神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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