有色植物(読み)ゆうしょくしょくぶつ

世界大百科事典(旧版)内の有色植物の言及

【黄色植物】より

…クロロフィルaとcのほかにフコキサンチンなどのキサントフィル色素をもち,ラミナランlaminaranなどの水溶性炭水化物を光合成により生産する褐藻植物門に所属した褐藻類,黄金色植物門に所属した黄金色藻類(黄金鞭毛藻類,ヒカリモ類),ケイ藻類,ラフィド藻類(緑色鞭毛藻類),黄緑藻類(不等毛類)などの一群,約550属1万2000種をさす。chromosは色の意であるので,有色植物門と呼ばれることもある。また一般になじみの深い褐藻類を含むことから,褐色植物門とも称される。…

【植物】より

…ギンリョウソウやツチトリモチのように,腐生生活や寄生生活をし従属栄養となったものでは葉緑体をもたないが,これはむしろ二次的にそうなったということが推定される。それに対して,菌類の起源については,藻類が従属栄養化したものであるという説と,有色植物とは別に起源してきたものであるという説とがあって,まだはっきりとはわかっていない。また,葉緑体をもつ細胞のほとんどは基本組織系のもので,孔辺細胞以外の種子植物の表皮組織系のように,葉緑体をもたないものも多い。…

※「有色植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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