世界大百科事典(旧版)内の朝鮮窒素肥料の言及
【野口遵】より
…さらに第1次世界大戦後,合成アンモニアの生産と人造絹糸の企業化に成功した。昭和期に入ると豊富低廉な電力を求めて朝鮮に進出し,赴戦江,長津江の電源開発をすすめ,27年設立の朝鮮窒素肥料を中心とする電気化学工業コンビナートを興南に建設,〈半島の事業王〉と称された。一方,日本内地でもアンモニア関連事業分野への多角化をすすめ,日中戦争勃発時ころまでに古河,大倉財閥の規模を上回る企業集団=日窒コンツェルンを形成する。…
※「朝鮮窒素肥料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」