世界大百科事典(旧版)内の朝鮮総督府疑獄の言及
【疑獄】より
…大正末から昭和初期の政党政治は,二大政党の交代による疑獄の顕在化をもたらした。満鉄疑獄事件(1921),松島遊廓疑獄(1926),陸軍機密費事件(1926),朝鮮総督府疑獄(1929),売勲事件(1929),五私鉄疑獄(1929)など,政友・民政両党をまきこんだ疑獄は枚挙にいとまがない。その後,斎藤実挙国一致内閣を崩壊させた帝人事件(1934)は,事件そのものが〈空中楼閣〉とされ全員無罪となった。…
※「朝鮮総督府疑獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」